2016年もいよいよ最後の日になりました。今年は1954年製造のグランドピアノのオーバーホールから始まり、1957年製造のアップライトピアノのオーバーホールに終わり(未完ですが)、最初から最後までオーバーホールしっぱなしの一年でした。販売したピアノも大部分が少なくとも全弦張替したものとなり、数年前に「オーバーホール専門店になっちゃったりして」なんて笑っていたのが現実になりそうです。まだまだもっとすごいピアノを見てきたので、自分の技術がその域まで達したのかといえば全く満足はできません。これからもさらに精進していきたいと思います。

ビジネス面では、数年前から構想していた古書通販を本格始動させます。これは、本屋さんを併設することで自分が不在でもお客様にピアノを見てもらえるようにというのが始まりですが、ピアノというハードウェアに加え、ソフトウェア面ではどんなことができるのか、想像しながらワクワクしています。

とはいえ、最近はブログの更新頻度が落ちて、年末のカレンダー作成は遅れるし、年賀状の作成は断念してしまう始末で、まずは基本的にやるべきことをやらなくてはならないことを反省しています。ブレないテーマがあってこその仕事だと思うので、そこは気持ちを引き締めていくよう心がけたいです。
最後のお客様の調律でピアノ線が切れてしまいました。どこか心の中に慢心があったのではとピアノが教えてくれたような気がします。大げさかもしれませんけどσ(^_^;)。来年も頑張ります。南国ピアノ芸術を2017年もどうぞよろしくお願いいたします。

みなさまがよいお年を迎えられますように。