お客様の定期調律へ行ってきました。木目調のとても素晴らしいグランドピアノですが、泣き所は湿度が高いこと。しかしお客様にも事情があるでしょうから、与えられた環境でベストを出すのが調律師の役目。今ある問題、これから起こりうる問題をよく考えて作業です。

ダンパーのスティックはひどいとまったく音が止まらなくなってしまうので、ちょっとでも怪しかったら直しておきます。ガイドレールなのか、フレンジなのか、怪しいときはどちらも処置をしておきます。わりとこまめに調律を入れてくださる方ですが、だからと言って油断はできないので確実に。

wpid-20151215103848.jpgこのお客様の後はまたしても木目調のピアノのお客様。でも今度はアップライトピアノ。外装に一部はがれがあったりしますが、味が出ているようでいい感じでした(写真を撮るのを忘れました・・・)。だいたいこの時期、娘さんが帰ってきてたくさんピアノに触るから、調律してあげるんですって。うれしい話を聞きました。

そして修理工房に戻って、先日届いたカレンダーの発送準備。ポチポチと穴あけしました。