最近はインスタグラムへの写真の投稿に傾きがちでどうもブログから遠ざかっている感がありますが、もちろんブログが一番重要です。

さて、修理中のコンソールピアノはもはや原型がわからないほどにバラバラになって、組み立てる前の状態チェック、および補修をしています。フレームを載せて弦を張ってしまうと後戻りできないので肝心な作業です。

響板には接ぎ目が剥がれる症状が出ているので埋め木します。沖縄のような湿地帯で年式が40年以上前のものは、響板のニスの種類のせいもあってさして珍しくはない出来事です。バイオリンなどの弦楽器の木部が割れたときには埋め木をするように、ピアノも同じような修理が可能です。世界的な高級ブランドのビンテージピアノも多発することで有名だったりするので、響板の割れイコールピアノの寿命ではありません。

現状でも響板を拳で叩くと、ボワ〜ンという温かい、トトロの声のような音が聞こえています。