北部の東村でピアノの調律をさせていただき、晴れて沖縄本島すべての市町村でのお仕事を達成しました!

辺戸岬の先にも行ったし、 宮古、多良間、石垣、西表まで行ったのに、灯台下暗しといいますか、意外にも本島内で行ったことのない地域がありました。

北部の方は自然と一体となって暮らしている方が多いです。今回のお客様は養蜂に携わっているということで、蜂にまつわるお話を初めて聞いて、自然の偉大さを教わりました。

分解したグランドピアノのアクション

今年の梅雨は本当に雨がよく降るので、各地から湿気によるトラブルのSOSが届きます。こちらはグランドピアノのアクション。関節部分の部品が湿気で締め付けられて動きが悪くなるのです。ハンマーシャンクフレンジのスティックはよくあることなのですが、後ろのウイペンフレンジが完全に固まっているのは初めて見たように思います。単に湿気というより、何か別の影響がはたらいたのかな、と疑うほど。完全にアウトなものはしっかり修理しましたが、終わってから帰り道についても、高い湿度ですぐに侵されてしまうのでは、と不安が残ります。

調律直前の状態

修理工房ではDiapasonのアップライトピアノは調律をするところまで来ました。どんな音がするのか、このときがワクワクします。