ピアノを修復・再生します

ピアノの寿命はとても長いものです。1台持っていたら、一生使っていけるものだと思います。しかしピアノの中には多くの消耗品が存在するのも事実で、これらの劣化とともに楽器としてのクオリティも下がっていってしまいます。

1957年製のヤマハのグランドピアノ。オーバーホール前

それらの交換部品は多岐にわたり、それだけに作業日数も長く修復作業は大がかりなものになります。大きく分ければ「弦、本体」と「アクション、鍵盤」に分かれ、両方同時に、もしくは片方ずつの作業となります。しかし一度オーバーホールしたピアノはその後また数十年と使っていけるので、一台のピアノを家族の世代を越えて愛用していくためにはとても有効な手段といえます。

オーバーホール終了後(修理過程を見れます)

では、ピアノのオーバーホールはどのくらいの頻度で必要かというと、ピアノの使用頻度や持ち主さまによるピアノの評価などいろいろな条件はありますが、過去の事例から判断しますとアップライトピアノでは30~50年、グランドピアノは20?30年程度でオーバーホールに至るのが一般的ではないかと考えます。

買い替えというのも一つの選択肢ではありますが、特に国産のピアノについては1960~1970年代に製造されたピアノは非常に良い作りで、修復しますとものすごく良い音を奏でます。以下の動画はオーバーホールした1960年製造のアップライトピアノ(右)を同じメーカー、同じサイズの1985年製のピアノ(左、まだオーバーホールする必要性はない)と比較したものです。

オーバーホールしたアップライトピアノの内部(低音部)
同ピアノの中音部
ピアノは1960年代製造

保証もしっかりいたします

オーバーホール後のアフターケアをとても大切にしています。新しいピアノ線は狂いが生じやすい傾向にあるため、納品後1年間は無償で調律を複数回行います。10回くらい通う場合もあります。1年後からの調律は有償となりますが、場合によっては保証とすることもあります。

また、交換した部品は最低1年保証としていますが、定期調律をご依頼いただいていて、取り付け方が甘かったなど、当店の過失が明らかである場合は延長して保証修理することがあります。

オーバーホールしたピアノの音

どちらも良い音ですが、作られた年代によって性格が違うのが分かります。特に1960年製のピアノ(YAMAHA U1D、実際の商品ページはこちらです)は、次高音域の音がよく伸びて、アルペジオの後でもその音域が残っており、右手でメロディを奏でる音域が際立っているのが分かります。

一台のピアノを次の世代に託す際に、一つの参考にしていただければ幸いです。

塗装修理

上記の写真のようにピアノの外装修理もいたします。木がはがれてなくなったりしていても修復再生することができます。

はがれた木目を修復塗装
はがれた木目を修復塗装
傷の修理・塗装

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