YAMAHA G3

まだCシリーズと分けられる前のピアノです。使用している部品の材質や設計の違いから、現代のピアノとは異なる質の音がとても楽しいピアノです。

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以下、オーバーホール前の投稿です。

YAMAHA G3
オーバーホール前の画像

当店お勧めのオールドヤマハピアノ。No.G3です。当時はCとGの区別がなく、ピアノメーカーとしてできることをすべてピアノに注ぎ込んでいたような一品です。1975年製のC3Bとの弾き比べをした動画を作成しました。どうぞご覧ください。

1975年製のピアノに比べて、ダイナミックレンジ(強弱の幅)が広く、また音がよく伸び、広がり、深みのある音であることが現状からもお聴きいただけると思います(まだオーバーホールしてません。弦やハンマーなどを交換するとさらに元気のある若々しい音に生まれ変わります)。

技術的な観点から解説すると、2台のピアノの違いは音を鳴らしてから消えるまでの減衰時間にあるといえます。どちらがよく伸びているか聴き比べてみてください。

どちらが優れているかは弾き手の好みによりますが、当時のピアノは今とは違う設計、部品(材料)を用いており、ある意味では別の楽器とも言えるほど個性がはっきり分かれます。ぜひ一度ご試弾にお越しください。

このピアノはオーバーホールを予定しているため、現状は調律のみで展示しています。お客様好みに作り替えることもできますので、詳しくはご相談ください。
過去の修理例を掲載しています。当店の全力の修理をご確認ください。

サイズ183 × 149 × 103 cm
年式

ペダル

型番

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