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ピアノディスクが取り付けられたグランドピアノ。実はペダル駆動部分が完全ではなかったのですが、興味を示されるお客様が立て続けにいらっしゃったのでセッティングをしました。

ペダルもバッチリ動くようになって好調です。好調とはいえ、まだいろいろなところに余地はありそう。

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自動演奏のこれまでの課題はレストランなどで人の会話の妨げにならない程度の音量で再生できることだったようで、ヤマハのディスクラビアがこれについてはかなり前進しているようです。

アメリカで信頼度の高いThe Piano Bookという、ピアノ購入ガイドのような本があって、ここではハッキリとピアノディスクとディスクラビアを比較しています。

再生能力といいますか、より精密に動く機械はディスクラビア。段階的に動くペダル、鍵盤は押すだけではなく戻す動きもリアルにコピーするというところを評価しています。

対してピアノディスクの利点はパーツ単位にアップグレードできる点。ソフトのメディアがフロッピーからCDに移行したときも、メーカーが全てのソフトを新しいメディアに交換する補償措置をとった点は寛大です。

そして、これは現段階でのメリットでもありデメリットでもあるのですが、ピアノディスクのソフトはアメリカで制作されているので、特にジャズについては本場の一流アーティストが演奏しているところが特筆されると思います。逆に日本の楽曲を聞きたい人には物足りないかもしれないです。

先の精密な再生能力についてピアノディスクをフォローするならば、ピアノディスクはほぼどんなメーカーにでも取り付け可能であることから、ピアノにあわせたセッティングをするようになっています。初期設定でピアノ固有のピアニシモを覚えさせる作業と音量レベルの調整があります。つまりはピアノ本体の調整で極めてピアニシモな音を出せるよう整調しておけばかなり静かに演奏させることができるのです。極めてピアニシモって、簡単ではないでしょうけど。

ピアノディスクは結構奥が深いです。時間が許すなら、もっと触っていたいです。

補足で、今回手元のソフトを全てiPhone4Sに移したので操作性が快適です。超使い易い(^O^)。

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