ここ数日は鍵盤の修理をしておりました。ブッシングクロスはフロントもバランスも交換。ダンパーリフティングフェルトも交換。白鍵の上面、木口を交換、キーバックレールを交換。バックチェックと黒鍵意外はみんな交換しました。結構時間がかかりました。その甲斐あってか、良い状態です。

調律へ伺ったお客様は5年ほど前にオーバーホールした1960年代のグランドピアノ。輸出モデルです。次高音のまっすぐ長く伸びる音は、二つの音を鳴らしてオクターブを合わせ、ぴったりになるとまるで一つの音しか鳴らしてないんじゃないかと錯覚するほど綺麗にプレンドします。時間は経っていますが、今でも変わらない響きです。

ディアパソンのグランドピアノのオーバーホールは、今度こそ終わりが見えてきたかな?