5年ほど前から調律をさせていただいているお客様のグランドピアノ。初めてお目にかかったときは、断線が数本ありましたが、今では切れることもなくとても安定しています。定期的に調律することで故障から守ってくれているようです。

修理工房のオーバーホールは、外装のクリーニングの続きで、真鍮パーツの研磨作業です。ペダル、ヒンジ、ネジ、ピンなどを磨ききって、光る部品を見て一安心です。クリーニング作業はあともう少し続きます。

別の合間を利用して、交換する駒ピンを抜きました。剣山のようです。

こちらは交換する部品の国内調達組が到着しました。響板埋め木材も多めに取り寄せました。響板の接合部分の剥がれは湿度の高い沖縄ではどうしても発生してしまうので、必需品です。