張弦が終わったら改めて外装の仕上げに戻ります。巻線弦先に届いていましたが、これは早いうちにピンと張ってあげるのが良いので、先に張弦してから外装に戻るという順番になってしまいました。

サンダーデ削ってからバフがけします。ものすごいホコリが出て、それを全身にかぶります。マスクは必需品でふ。特に今日作業したパーツは、塗装の際にピンホールが出来てしまい、それを補正するのが大変でした。削っては磨いて…の繰り返し。時間がかかりましたが、出来上がったときの状態を見るのは、調律して音がきれいになる、整調して弾きやすくなる、整音して音色がそろう、などといった作業と同じような達成感があります。以前お伺いした塗装職人さんが「ピアノの品質は見た目が五割」なんて笑いながら言っていましたが、賛成です。