アメリカの女流ジャズピアニストのマリアン・マクパートランド(1918-2013)さん、昨年2013年に他界されていたんですね。享年95歳というのも初耳でした。ビル・エバンス(1929-1980)より年下と思っていましたから、驚きました。
初めて聞いたのは、タワーレコードで見つけた「Marian McPartland’s Piano Jazz」。アメリカのナショナル・パブリック・ラジオ(日本でいうNHK?)の番組がCD化されたものでした。ビル・エバンスのファンだったので買ったのですが、調べてみるとオスカー・ピーターソンやチック・コリアなど、多数のピアニストをゲストに迎えた収録がCD化されていましたね。
「Marian McPartland’s Hickory Houe Trio “Reprise”」というCDもなかなかの名作で、In Your Own Sweet Wayなど名曲が良かったのですが、最近、例によってwww.jazz24.orgで聴いたものをiTunesで購入しました。All My Life。それぞれのトラックは3分前後と短めなのに対して、アレンジが多彩で聴きごたえがある内容です。本人のキャリアをWikipediaで見てみると、楽譜よりも耳で聞いて覚えるタイプだったとあり、これだけのアレンジを手掛けるのなら相当たくさんの音楽を聴いたんだろうと思わされます。ジャズにとどまらない、クラシック音楽的なアプローチもあり面白いです。