お客様からヴィンテージクラスの年式でのグランドピアノをご要望いただきましたが、探すのと整備するのに時間がかかりそうなので、待っていただく代わりにアップライトピアノを一台お貸出しすることになりました。お手伝いさんと二人で運びましたが、経験者なので予想していたよりスムーズにできました。

お家の中に持ち込んで、ピアノが回らないことがわかりました。しかし心配ご無用。こんなこともあろうかとピアノの側面を下にして立てるための準備はしてあったのです。これはYouTubeでアイディアを得ていてよかった。無事お届け完了!良いピアノが見つかるまでしばらくお待ちください。

話は変わって、次のプロジェクトを再開させます。カワイのグランドピアノと同時に脱弦・脱ピンまで進めて停止していました。若干の傷埋めと、外装を一部吹きつけしたら内部の組み立てに入ります。かなりシブい一品になることが予想されますので楽しみです。

ヤマハのヴィンテージ広告を発見していくつか入手。最初の一枚はばいくにまたがるマエストロがおもしろくてフランス語でよくわからないまま買ってしまったのですが、これはヤマハ発動機の広告ですね。あとの二枚は、1970年代の広告ですね。「良いピアノ」と認知されるまで、並々ならぬ苦労があったことをうかがい知れます。