弦を張る前に、もう一つ作業がありました。ダンパーレバーフレンジの交換です。プラッチック製のフレンジは、ブッシングクロスに湿気が溜まったときに逃げ場がないのか、潤滑剤をあてても効果がありません。このピアノの行き先が湿度の高い場所になることも考えられるため、奥まった場所の部品をその都度外して修理するのは大変。なので先回りして予防の意味も含めて木製のフレンジに交換します。

本体の方はピンブッシュの打ち込み。ちょうどネットオークションで落札したヤマハのカタログ(推定1975年頃)と、1962年のアメリカの雑誌に掲載された同社の広告が到着したので記念に一枚。

U3HとかW101とか…。新品のときって、どういう姿だったのかな。想像するだけで気分はタイムスリップ。

今度こそは張弦が開始できればと思います。