今週はアメリカのスピネットピアノを調律する機会をいただきまして、とても楽しいひとときを過ごすことができました。

スピネットピアノとは、ドロップアクションといい、鍵盤の動きを受けたハンマーが弦をたたく機能が鍵盤より下に降りているものを言います。なので縦型ピアノとしては一番小さく、コンパクトさが売りではあるものの、音の響きについては響板がより大きい一般的なアップライトピアノの方が有利にできています。ですが今回のピアノはそんなスピネットっぽさを感じさせないリッチな響きで、すぐさまこれは古いピアノに違いないと感じさせてくれました。

お客様にピアノの状況を説明すると、お父さんのおばあさまが買ったものだったことを教えてくださり、とても喜んでおられました。これからも末長く愛用してくださることと願っております。


イベントでのグランドピアノのお仕事も続いています。ありがとうございます。