昨夜はソーダ水を飲みながらアート・テイタムを聴きました。
日中は職場でクラシックを聴いていましたが、やっぱりいちばん癒されるのはジャズだなあ、と改めて感じたのであります。
アート・テイタムのすごいところはとってもランダムなところでしょうか。ストライドピアノ奏法の代名詞的存在で、同じリズムパターンを繰り返しているように聞こえますが、よく聴いているとフレーズや和音のボイシングがどんどん変わっています。だいたい32小節を繰り返すジャズスタンダードなのに、その中でもどんどん変化しているので、楽譜におこしてもリピートマークをつけられないのです。
マイルス・デイビスが彼のメンバーに「一度演奏したフレーズは二度と弾くな」と指示したというエピソードがありますが、テイタムはそうだったのですね。
練習しよ。