ジャズのライブを見に行きました。

セッションでごいっしょしてからInstagramで拝見していて、落ち着いた雰囲気の音楽が心地よく、ライブの告知を見て「これはぜひ行きたい」となり予定を空けていました。

会場はクラフトビールのお店というとでしたが、さすがにお酒はちょっと控えて一品料理とオリジナルのジンジャーエールを。ビール煮込みという名にひかれて、カチャトーラというお料理をいただきました。独特な香草の風味が美味しかったです。

演奏はジャズの中でも良く知られた曲を中心に、ギターとベースのデュエットで優しい音楽が流れました。二人という、賑やかすぎず寂しさもないちょうど良い心地よさでした。

写真にもあるように、ガットギターという、エレキギターやアコースティックギターに比べるとネックが太いギターでの音がまた独特で、ある種新鮮な響きでした。

休憩中にギターについて話を聞くと、さぞいい楽器を使っているんだろうという予想をが外れて、購入した値段を聞いてびっくり。もちろん音が気に入った上で選んだそうですが、ハイグレード品でもない、名高いブランド品でもない、素朴な一本だったそうです。自分が使っているバイオリンも、そんなに高級なものでもない国産のお手頃品であることをお話ししたら、ベーシストさんも似たような類の楽器を持ってらっしゃるとのことで、楽器の話しが楽しかったです。

あの音が…と驚くばかりでしたが、腑に落ちるところもありまして、それは自分が技術者として必要以上に道具を選ばないことに共通点を感じたのでした。本人に同じ意図があるかは聞いたわけではありませんが、なんとなくそんな感じがしました。

ただし、彼はミュージシャンで音楽を提供してるのに対し、自分は調律師でピアノという音楽家にとっての道具を提供している身です。必要以上に道具を選ばない自分が、「これは良いピアノですよ」と勧める仕事をしている。そのことに、ときどき小さな違和感を覚えます。ピアノ調律師としての、たぶんいつまでも解決しないテーマなのだと思います。

帰り際、お会計のときにふと横を見たらなんとビール工場が!クラフトビールとはどこかから仕入れているのかと思っていたら、なんとオリジナルのビールでした。すごいチャレンジをしている方がいることに感動し、その場でビールを買って持ち帰りました。飲むのが楽しみです。

良い出会いに恵まれた夜でした。