除湿剤の悲劇



これは沖縄での気候ならではの事象でしょうか。たまに見るので紹介させていただきます。

ピアノに入れた除湿剤が長期間放置されたときの末路です。吸って溜め込んだ水分をついには吐き出してしまっています。困ったことに、この水分はただの水ではないので簡単には乾きません。ペダル周りのパーツが錆びて腐食することにより、底板ごと交換する羽目になることすらあります。

残念ながら沖縄県のピアノに除湿剤を入れたところで気休め程度にしか効果は得られません。やるなら除湿機がベストです。床置きタイプの洗濯物を乾かす除湿機です。エアコンの除湿では効果は劣ります。また、冷やして除湿するタイプは止めた途端に冷えたピアノに結露してしまうのでおすすめできません。

ピアノ用の防湿機は、ピアノを長期間使わないなど物置や人の来ない部屋に放置する際は電気代も安いので有効です。

しかしベストは除湿機です。防湿機は内側から乾かしますが、外から乾かすことで外装も守ってくれます(接着がはがれ、外装がはがれます。沖縄県外ではあまり見れられないようです)。部屋ごと乾かせば、壁紙、天井、床、カーペット、カーテン、室内の本をはじめ、全てを乾かしてくれる相乗効果は大きいです。

24時間除湿する必要はありませんが、例えば仕事や学校でお家が無人になるときや、夜皆さんが眠るときなど、だいたい1日の半分も除湿して入れば充分というのが経験上のおすすめです。そして、湿度計を置いて湿度が50〜60%(あくまで沖縄の場合です)にキープできればほぼ問題ないでしょう。

そして、以上を踏まえた上で最も大切なピアノのお手入れ方法は、「ピアノを弾くこと」です。

ピアノを弾くことで、各パーツが動き摩擦が生じ、弦、響板、ボディが振動することで微弱な熱が生じていると考えられます。自動車などもある程度走っている方がサビの進行が遅れます。人も運動している方が健康です。

ピアノの良い保存方法、ご相談ください。長持ち、良いお音、楽しい音楽、みんなリンクしてきます。ピアノを守ることがお家を守ることにもなり得ます。みんな大切な財産です。いたわってあげましょう。

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