大胆な部品交換で得た効果

カワイのコンソールピアノは、ひととおりの調整作業を終えて出荷の日を待ちます。今回のオーバーホールではアクション部品の交換においてオリジナルのものと違う規格のものを採用したため、加工段階で設計を一部見直し改造しました。今後のメンテナンスを見据えて現代の部品を採用したためで、一部の部品が大きくなりタッチの負荷が増えたものの、調整を施し、オリジナルの約60グラムのダウンウェイトも52グラムまで軽減しています。

タッチが重いピアノが苦手なピアニストさんたちは、弾きにくいピアノと敬遠する傾向にありますが、そのアクションの中で何が起こっているかをしっかり検証することで改善させることができます。


ここのところは調律の精度を見直していました。持論で表現しますと、よりクリアで雑音・雑味がなく、真っ直ぐ長く伸びる音を目指していまして、そこに近づけたと少し喜べるときもあれば、まだまだだと反省したりの繰り返しです。ピアノも環境もいろいろなので、すべて同じ音にできるわけもないので、悪戦苦闘しております。

さて、続いてのオーバーホールが動き始めます。今度は1957年製造のアップライトピアノです。これまでお手入れしてきたヤマハのU1系にはなかった構造もあるので、新たなチャレンジでもあります。楽しみです。

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