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ラフチューニング
ラフチューニングとは?
ラフ(ROUGH)は大ざっぱにという意味で、ラフチューニングとは音の高さ(ピッチ)が大きく(2Hz以上)下がったピアノのピッチを上げる作業を指します。通常の調律は、家庭用のピアノなら約1時間で調律しますが、ラフチューニングは音を合わせるというより、ピッチを上げることを目的とするため、正確さよりもスピードを重視し20分ほどで仕上げます。
どんなピアノに必要なのか
ラフチューニングが必要なピアノは(1)弦が真新しいピアノ、(2)長年調律されていなかったピアノ、のいずれかです。前者は新品のピアノか、またはオーバーホールされたピアノです。後者の場合は、長期の間調律されていなかったために、弦がのびてしまっているのが原因でラフチューニングが必要となります。数字での定義は、現在国際的な基準となっている「ラ(=中央のドの上)」のピッチ440Hz(1秒間に440回弦が振動する)より2Hz以上下がっているピアノを指します。
なぜ必要なのか?
2Hz以上ピッチが下がっているピアノを調律すると、1回調律が終わった頃には全体的に音が狂ってしまいます。これは、張力のバランスが原因です。1本の弦だけ張力を上げると、その弦は1本だけで支えきれずに伸びていきます。伸びてしまう前に張力のバランスを整えるために短い時間ですべての弦の張力を上げる作業をラフチューニング(粗調律)といいます。ラフチューニングで全体のピッチを上げた上で、もう一度最初から丁寧に調律します。

