吹き付け完了!~おみやげ~技術研修

wpid-20170722111513.jpg今週は日本ピアノ調律師協会の研修会があり、伺ってきました。メーカーさんがオーバーホールしたピアノを題材に、調整・調律の手法を教わってきました。講師の先生による調律は、日本のピアノ史上もっともピアノが出回っていた時代にならした今まで全く見たことのない手さばきで、自分が学んできた手法とは全く違うことに驚きました。その他、見たことのない材料や道具でピアノが輝きを増していく過程を見ることは、自分にもまだまだできることがあることを感じさせてくれる刺激的な体験となりました。

ちなみに、研修会には間に合わないのにアメリカのピアノ・テクニシャンズ・ギルドのコンベンションから沖縄へ直行してきた調律師さんがいて、なんとレジスタード・ピアノ・テクニシャンのポロシャツをお土産でいただいてしまいました。これは嬉しい!ありがとうございます。またアメリカに行きたくなりました。

wpid-20170722104434.jpg wpid-20170722104407.jpg本体への吹き付け作業を終えました。日々の調律のお仕事をこなしながらの作業でそれなりに回数を重ねました。縦の平面に吹き付けるのは今でも苦労する技術です。とりあえず今日の状態できれいに仕上げるしかありません。今できる方法はこのくらいかな。仕上げの技術を摘んでいくのが最適を考えています。

よく鳴るピアノ

ピアノの先生のお宅で調律をさせていただきました。すっごくよく鳴るピアノでした。製造は1990年代。新しいピアノに分類されます。すごく良いピアノでした。当店はヴィンテージに傾倒しているので、新しいピアノを軽視しているようにも思われますが、優劣というよりもそれぞれの個性と考えています。もしかしたらこのピアノがヴィンテージになったとき、今のヴィンテージに近い音を出すようになるかもしれません。しかし、実際にそうなるのか結果は誰にも分りません。数十年後、このピアノが良質なヴィンテージピアノになったとき、新しかったときに今の音を証明することもできません。録音を聴かせることはできても、アコースティックを再現することは物理的に不可能なのです。そこがピアノの面白いところかな、と思います。

さて、同時に吹き付けも進んでいます。パーツの吹き付けはここまで。あとは本体になります。お客様が驚くほどにきれいにしたいと思います!

コンサートピアノ〜吹き付け




アップライトピアノの整備、塗装吹き付けを開始しています。なるべく最短時間で終わるため、下地を整える作業と吹き付けを並行していきます。あと2回くらいは必要かな、と予想しています。広い場所があれば、全部で2回なんですけど。1回も不可能だとは思わないですが、両面吹き付けのものは大事を取って最低1日は寝かせます。
コンサートホールでのピアノ調律でした。ピアノ発表会のお仕事です。

アクション修理〜バットフレンジ

お客様から預かったアップライトピアノのアクションを修理しました。過去にもことブログでは何度かご紹介しているかとは思いますが、プラスチック製の部品を木製に交換するというものです。

毎度のことながら、地味に時間がかかる作業ですが、部品を入れ替えて、交換したことによって生じたズレを修正し、現状で出来る調整まで修理工房で行い、お客様のピアノにセットしてさらにつめていく予定です。

ピアノ発表会の調律のお仕事をいただいて行ってまいりました。お店のコンセプトがヴィンテージに偏っているので、こういう新しいピアノに触るのは良い勉強になります。ありがとうございました。

東洋のピアノ

タイトルだけではアジアのピアノという印象ですが、東洋というのはピアノメーカーのことです。Apolloというブランドが有名です。今日はそのアポロと、フリードリヒというピアノをお手入れする機会に恵まれました。どちらも調律に時間が空いてはいましたが、良いピアノでした。片方は湿度の影響でアクションと鍵盤の動きに影響が出ていましたが、ピアノ用潤滑油で対応。十分演奏に耐える状態になりました。
修理工房では剥離した外装の塗装準備です。

剥離終了

剥離完了です。時間がかかるのは致し方ないですが、試行錯誤してなんとかペースアップできたように思います。本当はもう少し先まで進める予想をしていたのですが、まあ焦りは禁物です。

写真でグレーが残っている部品は上塗りだけを落とした状態です。この上に塗料をつけていきます。そして、木肌がむき出しになっているのはピアノ椅子です。今回椅子も塗装することになっています。こちらは予想外でしたが、下塗りまで落ちてしまいました。いい木目が出ているので黒く塗るのはもったいない気もします。まあ、セットですから、黒く塗装します。

鍵盤押さえのロゴは消えると予想していたのですが、なんと消えませんでした。そうなると保存しないといけないように気がしてきて、緊張してきます。

さらに剥離〜オーバーホールのお見積り

アップライトピアノの塗装剥離、今日も進めました。簡単にはいかないので、地道にできるところまで。

そして午後はお客様のところへ。ピアノが故障している、修理したい、とのことでした。当店のホームページをよく見てくださって、オーバーホールの必要性も感じたようで、ほぼそのつもりでいたようです。しかし実際に見ると、弦やピンはそこそこきれい。そのまま使えそうです。ただ、アクションの動きは悪かったので、こちらは修理にお預かりすることになりました。

その後、数年前にオーバーホールしたアップライトピアノの調律に伺いました。絶好調でした。

鍵盤納品〜剥離

オーバーホールのアップライトピアノは塗装の剥離作業です。これは時間がかかるし薬品の激臭がきつい!ピアノ屋さんは体をはって仕事してます(^∇^)。

地味に時間がかかりますが、外装は慌てるべからず。地道に進めます。

そして、修理した鍵盤の納品と調律に行ってきました。ほぼ半音下がっていたため、粗調律二回と本調律一回の計三回!虫害に侵されていたので、掃除と駆除には時間がかかりましたが、ピンや弦などの状態が良かったのは救いでした。これから良い保存状態を保っていただいて、より良くなっていってくれたらと思います。ありがとうございました。

鍵盤修理

オーバーホールのアップライトピアノは一時置いておいて、お預かりしてきた鍵盤の修理をしました。ヒメマルカツオブシムシという、タンスの中の洋服を食べるような虫による害です。

いろいろ修理をやっていると、なんとなく似たような修理が偏る時期があって、今年はこの鍵盤ブッシングクロスの修理が多いように思います。

修理もなかなか手間がかかりますが、大切なのはしっかり駆除してその後被害が出ないよう徹底すること。被害に遭遇したとき、すでに虫は全滅しているときもあれば、現在進行形で食べ続けているときもあります。後者の場合は、せっかく修理してもあっという間に食いつぶされてしまいます。いるかどうかはピアノにこの鍵盤を戻すときにわかるので、徹底的にやってきたいと思います。

脱弦・ピン・フレーム〜響板塗装


分解したアップライトピアノ、さらにさらにバラしていきます。

弦を外してピンを抜き、フレームネジを抜いていき、フレームネジを抜きます。フレームネジはそこそこ苦戦しました。

そしてフレームを外して響板の状態をチェック。割れもなく良好で助かりました。響板のニスを除去したらそのまま吹き付けです。

ここまではテンポよく作業が進んでいます。次に外装パーツの塗装のための準備をします。