クラシック、ジャズピアニスト二人の面白い矛盾

wpid-20180131111233.jpg先日、ピアノ教室のブログで「クラシックとジャズのピアニストでは脳の働きが違う」という記事を紹介しました。それに関連する(?)話題を、楽譜に関する話題ということでこちらで紹介させていただきます。

TRANSCRIBING EVANS – FITTING JAZZ INTO A CLASSICAL BOX By Jed Distler

アメリカのSteinway & Sons社のサイトに掲載されていた記事です。ピアニストのジェド・ディストラー氏がジャズピアニストの巨匠ビル・エヴァンスの作品を採譜したときのエピソードで、タイトルが「ジャズをクラシックの箱にはめ込む」というような直訳ですが、楽譜に書き表すことがいかに難しいかを表現しています。

アート・テイタムの採譜をクラシック演奏家が録音するという企画のために採譜したことをエヴァンスが聞きつけ、同じように彼の演奏も採譜してほしいとディストラー氏に要請してきたので、いくつか採譜して差し出したところ、実際の録音とは違う和音に修正されたエピソードを紹介し、もう一方でクラシックの演奏家がエヴァンスの曲を演奏・録音するということで、採譜した楽譜を差し出したところ、演奏途中にアドリブが入って一音ずつ採譜を打ち合わせたのはなんだったのだろう、という不可解な経験…。一生懸命採譜したのに、どちらからもダメ出しされてしまったような、可哀想だけど面白いお話です。

もともと楽譜に準備されていない音楽だから、クラシックピアニストでもジャズピアニストでも、自分のイメージした音を優先してしまうということなのでしょうか。不思議です。ピアノ教室のブログでは、両者の脳の働きが違うという紹介をしたのに、ベクトルは違えど同じように働くこともあるようです。不思議です。

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